ひかり電話は、NTT東西や電力会社など、屋外の電柱等に
光ファイバーのインフラを所有している会社が主に提供しています。
ひかり電話単体で利用するケースもありますが、
主にインターネットと組み合わせて利用します。
光インターネット回線のオプションのようなサービスです。
光(ひかり)電話とひと口に言っても、提供する回線業者によって形態はさまざま。
現在、関西地方で大手回線業者が提供する法人向けひかり電話は・・・
①NTT西日本・・・・・・ひかり電話オフィスタイプ / オフィスエース
②KDDI・・・・・・・au光ダイレクト
③NTTコミュニケーションズ・・・・・Arcstar IPVoice
④ケイ・オプティコム・・・・・・・・オフィスeo光電話 etc・・・
ひかり電話には回線業者ごとにそれぞれ独自のサービスやオプションを展開していて、
どの電話会社が一番メリットがあるとは一概に言えないのが現状です。
お客さまそれぞれで電話回線の数やご利用中のインターネットプロバイダが
違うばかりか通話料金の面から見ても、社有携帯電話の電話会社などで
料金体系が違うのが主な理由です。
ひかり電話は昔ながらのISDN/アナログ回線と比べると
さまざまなメリットがあります。
以下、主なメリットを挙げてみます。
①電話料金
何と言っても一番の魅力は電話料金、
なかでも基本料金が格段に安くなるということ。
NTT西日本が提供するひかり電話を例にあげると・・・
現在 | アナログ加入電話 (3級取扱所) | 2,500円×3回線=7,500円 |
ひかり電話導入後 | NTTひかり電話オフィスタイプ (基本3ch1番号) | 1,300円 |
※ナンバーディスプレイなどのオプションサービス及びひかり電話対応機器などは含んでおりません。
月額で6,200円もの削減が可能になります。
これは法人様にとっては大きなメリットになると思われます。
回線数が多くなればなるほど削減の幅は広がる可能性が高いです。
②固定回線向け通話料金全国一律3分8.4円(税込)
距離に応じて通話料金が課金される従来の回線とは違い、
ひかり電話の場合日本全国どこへかけても3分8.4円通話が実現できます。
遠距離(市外や県外)への通話が多いお客さまは大幅なコスト削減が期待できます。
③電話加入権不要
従来のアナログ/ISDN回線ではお申込みの際に
【施設負担金(電話加入権)】が必要でした。
ひかり電話の場合は負担金が不要なので、
新たに開業される事業者様などは開業資金の負担軽減が可能になります。
またこれまでお使いの電話番号をそのまま移行することも可能です。
とはいえ、良いことばかりではありません。
デメリットもわずかですが考えられます。
①停電時、外線が利用できなくなる。
ひかり電話を導入する際、ONU・ひかり電話アダプタなどの情報機器が
電話線の出発地点になります。
停電した場合はその機器に給電がなされていないと外線の発着信ができなくなります。
UPS(無停電装置)などで対応可能ですが、
高価であること・定期的な取替が必要なことなどからあまりお勧めではありません。
『今は携帯で発信できるし、停電時は仕方ない』くらいの心構えが必要です。
会社様の規模などから目をつむることが難しい場合は、
代表回線などはアナログで残すなどの一部対策が必要になります。
従来のアナログ回線であれば、電話局から給電するので
停電時も使用することができます。
(ただし、電話交換機へは停電用電話機などの停電対策が必要です)
②発信できない電話番号が存在する。
緊急用電話(110番、119番など)に発信できないひかり電話も
わずかですが存在します。
工場など緊急時に固定電話からの緊急発信が必要な場合は注意が必要です。
このようにひかり電話にはメリットもあればデメリットも存在します。
確かに料金的にはお安くなるケースが多いですが、
停電時の利用形態、現在の接続機器環境(電話交換機、警備保障、バンクetc)を
ご確認のうえでのお申し込みが必要です。
当社では法人向けひかり電話のお申込み・ご相談も随時承っております。
お客さまにぴったりの最適プランをご提案いたします。
お気軽にお問合せください。